学校生活

SSH

2020/02/04

重点枠SSH国際共同課題研究 タイ海外研修報告No.2

2月3日

学校寮での最初の一晩が明け、今日から本格的に研修がスタートです。

ここPrincess Chulabhorn Science High School Pathumthani(PCSHSP)は、タイ全土に12校ある王立の理数教育強化校で、全寮制の寄宿学校となっています。

通う生徒達は、とてつもない倍率の入学試験を突破し、全員が国費奨学生として学んでいます。

今回の日本からの参加生徒達も、同じ宿舎に滞在し、タイの生徒達と濃い交流を繰り広げています。学校を挙げて我々を歓迎してくださる皆さんに心から感謝です。

今日の朝一番は、グループごとの共同研究活動の再開です。

昨年日本で中間発表を経た5つの共同研究ですが、その後の数か月間、LINE等で連絡を取り合いながら、各国で少しずつ進めてきました。

今回の研究活動では、PCSHSPの充実した実験環境や設備に日本人一同、舌を巻くところから始まりました。

タイの生徒達は、数々の高度な実験器具や装置を慣れた手つきで使いこなしており、日ごろからの実験活動のレベルの高さが窺えました。

午後の最初のプログラムでは、数学の先生より研究に必要なデータ処理のレクチャーがあり、各グループで数値やデータの扱いについてシミュレーションしながら学びました。

その後、タイの伝統的な農業についての学習ができる施設へ移動し、昔ながらの農作業道具、バッファローによる耕作などのレクチャーを聞き、そして皆そろって稲の苗を植えました。

早くも、PCSHSP生徒達の研究力、英語力に刺激を受けたり、日常のいたるところに見え隠れする文化の違いに衝撃を受けたりと、ここでしか体験できない貴重な時間を味わっています。

ぜひ今後の学問へのモチベーションを高め、同時に国際協働を実現できる人材としての素養を獲得してほしいと思います。