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2018/08/22

高校陸上競技部 全国高校総体悲願の初優勝!

8月2日~8月6日まで三重県伊勢市にある三重交通Gスポーツの杜伊勢において平成30年度全国高等学校総合体育大会陸上競技大会兼秩父宮賜杯第71回全国高等学校陸上競技対校選手権大会が開催されました。

 連日35度を超える気温の中、北海道大会で勝ち上がった24名の選手が出場し活躍しました。今年度は、三重県での開催という事もあり、4日間の調整合宿(暑さ対策)を立命館大学びわこ・くさつキャンパスで行い、万全な状態で大会を迎えることが出来ました。

 今年度も高校総体でピークを迎え大爆発するために、日々の厳しい練習に耐えてきました。その結果、出場したほとんどの選手が自己ベストを更新し、ベストパフォーマンスをすることができました。また、女子4×100mR優勝を含め4種目(女子400mR優勝、女子100m3位、8位、女子200m5位)で入賞、女子総合7位、女子トラック5位の本校始まって以来、最高の結果を残すことができました。高校総体に初出場した2010年から8年が経ち、ついに高校総体優勝を達成することができました。

 大会2日目に行われた女子100mでは、3年生の臼井と1年生の石堂が素晴らしいパフォーマンスみせ、準決勝で共に1位で通過し決勝に進出しましたが、決勝では僅かの差で優勝を逃してしまいました。どちらの選手も、自己ベストを更新する走りでしたが、決勝は悔しい結果となりました。その悔しい思いを胸に、3日目の女子4×100mR決勝では、予選・準決勝と安全なバトンパスで1位で通過し、決勝は勝負のバトンパスで優勝を狙い決勝の舞台に挑みました。1走の吉田は、直前に行われた走幅跳決勝で悔しい結果となりましたが、気持ちを切り替え素晴らしい走りで2走の臼井に繋ぎました。臼井は昨日の悔しい結果を晴らすために積極的な走りで1位に立ち3走の石堂に繋ぎました。抜群のコーナリングで一気に抜け出し差を広げアンカーの松田にバトンを繋ぎました。松田は他を圧倒する加速でさらに抜け出し、ゴールまで1位を譲ることなく渾身のガッツポーズで優勝のゴールをきりました。記録は45秒68の高校歴代5位の記録で、至上最高のハイレベル決戦を制しました。その後に行われた表彰式では、高体連歌と共に立命館慶祥陸上競技部の部旗が掲揚されました。

 全国優勝を目指し日々のトレーニングに取り組み5ヶ月、気持ちが一つにまとまらず苦労した事もありましたが、最後にはしっかりと団結することができました。そして、「応援、サポートしてくださった全ての人々に感動を届ける走りをする」という思いを見事に達成したのではないかと思います。

 翌日に行われた女子200mでは、3日連続競技に出場している臼井が疲労困憊の中、3年間の思いを走りにぶつけ、決勝で24秒11の自己ベスト記録で5位に入賞することができました。臼井は出場した3種目全てで入賞し、総合7位に大きく貢献する活躍でした。
大会最後に行われた閉会式では、今まで陰ながら部を支えてきたマネージャーが表彰台に上がり立派に全国7位の賞状を受け取ってきました。

 全ての選手が良い結果であったわけではありません。怪我に苦しみ、この舞台で復活を遂げた選手、初めて全国の舞台を経験し、無我夢中で走った選手など様々な結果がありました。この経験を次にどう繋げるかが大切になってきます。来年の沖縄高校総体に向け、しっかりと結果を分析し、練習に取り組んでいきたいと思います。

 今回の結果があるのは、OB・OG、保護者の皆さま、学校の先生方など数え切れないくらいの支えがあっての結果だと深く感じています。これからも、部のスローガンである「応援されるチーム」であるために、全てのことに努力を怠らず取り組んでいきたいと思います。秋のシーズンに向けて、一層の活躍ができるように、奢ることなく雑草魂で頑張りたいと思います。
 たくさんの応援、サポートありがとうございました。今後とも、よろしくお願い致します。

陸上競技部顧問 日裏徹也