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お知らせ

2020/01/06

運動系クラブ生徒対象の「応急手当&普通救命講習」を実施しました。

 運動に関わる事故や急病は,いつ,どこで起こるかわかりません。そのようなときは,その場に居合わせた人のいち早く正しい応急手当が,傷病者の救命やその後のケガの治り具合に大きな影響を与えます。そこで,日常的に運動に関わる運動系クラブの代表生徒に,正しい応急手当の知識と技術を身につけさせたいということから,12月17日,23日の2回に分けて,「応急手当&普通救命講習」を実施し,合計68名の中学生・高校生が参加しました。

 2日間ともに,養護教諭から日常的に起こりやすいケガに対する「応急手当講習」30分と,江別市消防本部の方を講師に招いてAEDを使用する心肺蘇生法を中心とした「普通救命講習」3時間を行いました。「普通救命講習」では,最初のうちは手順の書かれた紙を見ながら心肺蘇生法を行っている生徒たちも,練習を重ねるうちにスムーズに行えるようになり,特に保健の授業で習ったことがある高校生や,過去にこの講習を受けたことがある生徒は完璧に実施できるようになっており,講習の最後には,消防の方から「すごく上手だった!」とお褒めの言葉もいただきました。約3時間半という長時間の講習でしたが,参加した生徒達は最後まで真剣に取り組み,最後に「救命技能を有することを認定します」ということで,「市民救護士講習修了証」が全員に手渡されました。

<生徒の感想>

・思ったより力のいる作業が多かったし,人工呼吸もとても難しかったけど,緊急の場面に遭遇したらできる限りのことはしたいなと思った。(中学女子)

・救急車が来るまでのおよそ9分間,命が助かるかはその間の自分の行動で決まると知ったので,もしそういう状況に遭遇したら,積極的に行動しようと思った。(中学女子)

・他人の命も大切な命。できる範囲で助けたいとこの講習で強く感じた。心肺蘇生法を学ぶ貴重な体験ができたのをすごく誇りに思う。「自信をもって命を助ける」これを心に刻みたい。(中学男子)

・講習で受けた学びを必ず周りの人に共有し,緊急時にも救い合えるようにしたい。(中学男子)

・もしも近くで友達や大切な人が倒れたり,命の危機になるようなケガをした場合,何もせずに助けられたかもしれない命を助けられなかった命にならないように,きちんと救命手当を覚えて対処していきたいと思った。(高校女子)

・授業で聞くだけではなく,実際に見たり実演することで自信がついた。倒れている人を見つけたときに,率先して助けに行くことができると思った。(高校女子)

・人の命を守ることは,たくさんの人の笑顔とたくさんの人の幸せを守るために,人知を尽くして行動するという義務が伴うことを強く胸に刻んだ。どうせ遭遇しないから~ではなく,いつかほんの偶然と出会ったとき,かけがえのない命のために助けることのできる準備ができた。(高校男子)