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お知らせ

2020/02/10

重点枠SSH国際共同課題研究 タイ海外研修報告No.6

6日目

2月7日

 プログラムも残り2日となりましたが、今日はPCSHSP内で活動する最後の日です。研究データの整理と、プレゼンテーションの完成、そして発表練習と、多少の緊張感が漂う朝でした。

 

 成果発表会は、Princess Chulabhorn Science High School Pathumthaniから70人、Debsirinklongsibsam Pathumthani Schoolから30人の生徒・教員が参加し、国司共同課題研究の発表を聞きました。各校の先生方や、中学生達から盛んに質問が飛び交いましたが、各グループとも協力して返答を考え、良いディスカッションの場を作り上げていました。発表原稿の朗読の感が否めなかった前回の中間発表に比べて、プレゼン能力の飛躍的向上が見られる喜ばしい発表会でした。修了式では、参加者一人一人に終了証書が手渡され、共同研究活動の一区切りに安堵するとともに、各人が成長の手ごたえを感じる時間となったことでしょう。

 

 午後にはDPSの生徒達とともに、アユタヤ日本人町について学びました。江戸時代初期に数多くの日本人が朱印船に乗ってタイ(当時:シャム国、首都アユタヤ)に渡っていた事実、シャムと日本の貿易に貢献した人や当時の王朝に傭兵として仕えた人達の歴史が丁寧に解説され、互いの国の歴史を学ぶことは国際交流の基礎であるということを実感させられました。

 

 

 夕食はアユタヤの歴史的建造物を眺めながら、そしてPCSHSP校長先生の軽妙な歴史解説を聞きながら、DPSのメンバーと共に楽しみました。今回のプログラムでも新たな出会いと発展が数多く得られ、今後のタイ-日本の協働にますます期待が高まります。