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2021/04/21

海外研修 ボツワナコースは進化し続けます



本校海外研修の第8コースであるボツワナコースにおいて、最大の協力者である駐日ボツワナ共和国大使館のンコロイ・ンコロイ大使が、任期を終えて今月30日に帰国されることになりました。学校を代表して江川校長と吉田先生が、改めて研修旅行ご後援に際しての御礼とお別れの挨拶をしてまいりました。

ンコロイ・ンコロイ大使は、参加生徒全員に対し「ボツワナ自然文化親善大使」という称号を授与するだけでなく、研修目的が安全に完遂できるよう本国の関係省庁の各所へ自ら連絡し、研修旅行を強力にサポートしていただきました。若い世代同士が交流を通して文化や習慣を知り、互いに尊重しあうことで争いのない平和な世界を築いていって欲しい、現地マウンセカンダリースクールとの学校交流は、ンコロイ・ンコロイ大使のそんな願いから実現した交流でした。

2017年の1期生から2019年まで3年間で延べ120名を超える慶祥生が親善大使となり、卒業後もボツワナでの経験と感動を活かして勉学に励んでいます。今回、大使が帰国される報を知り、1期生(2017年参加生徒)のリーダーたちが中心となり、ンコロイ・ンコロイ大使への感謝を動画メッセージで送ってくれました。大使は、胸に手を当てながら1人1人のメッセージを視聴され、深く感動されていらっしゃいました。その姿は、周りにいる私たちも目頭が熱くなる光景となりました。

「帰国前、天皇陛下への拝謁の際は、在任中の最も印象に残った出来事として、立命館慶祥高校のボツワナ研修旅行とその教育効果を申し上げたい。」とも仰っておられました。

そして「是非、卒業生はじめ立命館慶祥高校の全ての関係者各位に感謝の言葉を伝えて欲しい」と動画メッセージを残されました。

次の全権大使が着任されるのは6月以降の予定です。本校研修プログラムへの「継続支援は、次の大使へもしっかりと引継ぎを行います。そして、慶祥高校生が次回ボツワナに来てくれた際は、必ず会いに行きます!!」と力強くお約束いただきました。

 コロナ禍であっても決して止まることのない、慶祥の国際教育は、人と人との交流によるバトンによって、伝統と新たな挑戦が生まれていきます。

報告者:丸山真弘