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2021/05/22

高校女子テニス部 高体連支部大会で全道大会出場権を獲得!

 5月17日(月)~20日(木)に,野幌総合運動公園テニスコートを会場として,第51回札幌支部高等学校テニス選手権大会兼第61回北海道高等学校テニス選手権大会札幌支部予選会が開催されました。

 他の模範となるような立派な背中を後輩たちに見せ続け,部活動に取り組んできた3年生の梅田,土田,野村にとって,高校生活最後の高体連地区大会。部員全員が3年生のために悔いのない最後の大会にしようと熱い思いを持って本番を迎えました。

 団体戦では,春季大会で6位だった順位を5位に上げて,全道大会の出場権を獲得することができました。チームを常に正しい方向に導いてきてくれた主将の梅田に3年生の土田,野村,2年生の菅野,宮田,そして1年生の浅野を加えて団体戦に臨みました。それぞれが与えられたポジションでベストを尽くし,最後のシングルス2,宮田にバトンを渡して接戦をものにするという劇的な試合の連続でした。特に野村は,シングルス1で連戦し,強豪である各チームのエースと戦った際には,まさにチームのために大善戦し,周囲に感動を呼びました。

 今大会では団体戦のみ,チーム全員の応援が認められ,1年生の中西,山口,藤田,中村,佐藤,西山,妹尾,土屋と2年生の藤井,金沢,石黒が拍手でチームを鼓舞し,勢いを与えてくれました。また,レギュラー選手たちの輝く活躍を目の当たりにし,テニスへのモチベーションをさらに強くしたと確信しています。これからの成長が楽しみです。

 個人戦ダブルスでは,菅野・土田ペアがベスト16に入り,見事全道大会の切符を手にすることができました。一昨年以来の個人戦ダブルスの全道出場となります。3年生土田の気持ちの入った意地のプレーとエース菅野の実力がうまく重なり合い,素晴らしいベスト16だったと思います。野村・梅田ペアは,2回戦で第10シードのペアと戦い,惜しくもタイブレークの6-7で敗れました。初心者としてテニスを始めた2人ですが,この試合,明るく元気に,そして強豪を相手に全く物怖じしない平常心のプレーで大接戦を演じることができました。周囲の観客をも味方につけて,気が付いたら彼女たちの躍動にたくさんの拍手をいただいていました。残念ながら個人戦の全道大会への出場はかないませんでしたが,この記憶に残る選手たちを心から誇りに思います。

 個人戦シングルスでは,菅野がベスト8入りして全道大会進出を決めました。体力的にきつい中,よく最後の試合まで戦い抜いてくれました。1年生の浅野は1回戦を落ち着いた戦いで立派に突破しました。2回戦では格上選手と対戦し,残念ながら敗れましたが,この経験を自分のため,チームのために生かしてくれると信じています。宮田は全道代表決定戦まで勝ち上がりましたが,あと一歩のところで敗れ,個人戦全道大会出場を果たすことはできませんでした。団体戦シングルス2で,チームを背負って勝ち抜いてきてくれた宮田。何としても個人戦の全道出場切符を渡してあげたかったですが,今回は次回への大きな飛躍の糧となることでしょう。

 高体連全道大会は6月7日(月)~10日(木)に,旭川市花咲スポーツ公園テニスコートで行われます。周りの人たちへの感謝,テニスができることへの感謝を忘れずに,そして,常に挑戦者であるということを胸に刻んで,伸び伸びと高体連全道大会に臨みたいと思います。 日頃の部活動に協力,応援してくださっている方々に心より感謝申し上げます。今後とも立命館慶祥高校テニス部にご声援をいただければ幸いです。