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お知らせ

2021/06/11

高校女子テニス部 高体連全道大会団体戦と個人戦ダブルスでベスト8!

 6月7日(月)~10日(木)の日程で,旭川市花咲スポーツ公園テニスコートを会場として,第61回北海道高等学校テニス選手権大会が開催されました。


 3年生の梅田,土田,野村にとっては最後の夏。立命館慶祥高校女子テニス部の伝統をしっかりと継承し,多くの壁を乗り越えて人間力を向上させてきました。その3人の背中を見て,後輩の14人も成長してきています。チームの思いは一つ。3年生にとって悔いのない夏になるよう,全力で高体連全道大会に臨むことです。コロナ禍の中,登録メンバーのみによる遠征となりましたが,遠くにいる他の残留メンバーからの応援も肌で感じながら大会会場に乗り込みました。


 団体戦では,登録メンバーの菅野,野村,宮田,土田,浅野が力を出し尽くしてノーシードから勝ち上がり,全道ベスト8という結果でした。1回戦の相手は,地元旭川の強豪校。全道大会初戦という緊張感漂う雰囲気の中で,ダブルスを落とすという苦しい試合展開を強いられましたが,シングルスで菅野,野村が勝ち切ってくれて,何とか2-1で勝ち進むことができました。この勝利で波に乗り,2回戦では第4シード校を相手に3-0で勝ち,準々決勝まで駒を進めることができました。ベスト4を目指して,次の試合がスタート。シングルスで1-1となったため,ダブルスで勝負が決まる形となりました。そのダブルスは,5-4リードでマッチポイントを5回握るも,全て逃してしまい,最終的には逆転されて5-7で敗れ,団体戦ベスト4の目標を実現させることはできませんでした。改めてメンタルタフネスの重要性を学ぶ結果となりましたが,ここまで選手たちは本当によく頑張ってくれたと思います。3年生からバトンを引き継いだ2年生。今大会の経験を十分に生かし,これから1年生をがっちりと牽引してさらにチームを向上させてくれることを期待しています。


 個人戦ダブルスでは菅野・土田ペアが出場。2回戦では団体戦で敗れた相手校との対戦となりましたが,菅野の非常にクレバーな試合運びと土田の恐れを知らない元気なプレーが功を奏し,6-2で完勝することができました。3回戦の相手は,過去に勝ったことのない第3シードの強豪校ペア。劣勢ながらもスコアを離されずに試合後半まで粘り続けて,ついには6-6まで追いつきました。そしてタイブレーク。隙のないプレーで一気に得点を重ねた菅野・土田ペアが見事な大金星をあげることとなりました。高校生の無限の可能性を目の当たりにする瞬間でした。2年ぶり出場の全道大会個人戦ダブルスでしたが,堂々のベスト8という結果を手にすることができました。


 個人戦シングルスでは菅野が出場し,2回戦敗退という結果に終わりました。連戦と気温上昇による難しいコンディションでの戦いとなりましたが,チームの応援を背に,本当によく善戦してくれました。その勇姿に拍手を送りたいと思います。 日頃の部活動に協力,応援してくださっている方々に心より感謝申し上げます。心に残る3年生が引退し,これから新たな体制で臨むことになりますが,これまでと変わらぬご声援をいただければ幸いです。