学校生活

2021/11/25

九州コース「歴史と温泉」の旅

 九州コースは生徒2名が起案者・プレゼンターとして学年プレゼンを行い、生徒投票の結果最多得票を記録し実際に実現されたコースです。

 テーマは「歴史と温泉in九州」。8コースあった中で、参加人数は72名と最多となりました。研修の内容として、長崎県端島(通称:軍艦島)や尚古集成館など、明治日本の産業革命遺産群をめぐり、エネルギー転換の歴史や日本の近代化の歩みについて学びを深めたほか、原爆が投下された長崎市、神風特攻隊の出撃基地として知られる南九州市知覧町を訪問し、平和と民主主義を語る立命館学園の一員として、平和とは何か、また、平和の大切さを学んできました。長崎市では83歳の三瀬清一郎氏による被爆体験者講話が、知覧特攻平和会館では学芸員の方による特攻隊にまつわる平和講演をいただきました。生徒たちは大変真摯に、日本のあゆみを見つめなおし、過去の歴史と向き合い、今の自分たちの「幸せ」や「あたりまえの日常生活」が先人たちの労苦と日本が歩んできた「道」があってこそのものであるという大切なことを学びました。

 慶祥の研修旅行は、「切替え」を大切にしています。上記の濃密な研修内容のほかには、嬉野温泉・指宿温泉にて九州を「全身で体感」。また、坂の街長崎では1日朝9:00~18:30までの自主研修を設定するなどし、生徒たちは思い思いの時間を過ごし九州を満喫しました。

以下生徒の感想です。

「平和について初めてこれほど多くのことを感じました。平和学習を主とするコースだったので大成功だったと思います。僕の中での考えが色々と変わりました。企画ありがとうございました!」


「全体を通してかなり満足できました。生徒が起案したというのもあるのか、やはり観光面も学習面も思うように満喫することができました。研修は時間管理や、何を目的とした学習なのかも明確でわかりやすく、それぞれのタスクに集中することができました。」


「1つ上の先輩方をはじめ、研修旅行等に行けなかった人や学校も多くいる中でここまで思い出深い研修旅行を企ててくださった学校や先生方に有難い気持ちでいっぱいです。引率してくださった諸先生方にもこの場を借りて感謝申し上げます。3年間の高校生活のうち半分強終わりましたが、その中でいちばんの思い出になりました。」


 今次の情勢下において、生徒達にとって極めて貴重な青春時代の出会い、学び、そして仲間との思い出づくりにご支援・ご協力いただきました保護者の皆様、本当にありがとうございました。行程中、私たちの研修が安全にそして円滑に進むようサポートいただきました、添乗歴23年の大ベテラン、慶祥生を知り尽くしたJTB添乗員の伊藤栄知子さんにもこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。