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お知らせ

2022/08/18

「高校生のためのアスペン古典セミナー」に参加しました

 8月1,4,7日に開催された「高校生のためのアスペン古典セミナー」に本校2年生の清野帆夏さんが参加しました。このセミナーは、東西の古典を教材に、高校生による対話を通して「よく生きるとは」「何のため学ぶのか」「何のため働くのか」「大切にしたい価値」といった人生の重要な課題について考えることを目的としています。使用された古典教材は次の6つです。


松尾芭蕉「おくのほそ道」

アリストテレス「形而上学」

ソロー「ウォールデン〈森で生きる〉」

旧約聖書「創世記」

オルテガ「大衆の反逆」

森鷗外「かのように」


 通算3日間のセミナーは、著者の考えに対して生徒が自分の意見を述べる対話によって進められました。ほかの参加者の意見に耳を傾け、自分が思いもしなかった気づきを得られ、逆に自分もほかの人に大きな刺激や示唆を与えることもあります。参加者同士の対話を通して、自分自身への反省や発見、そして著作や著者に対する思索が深まったようです。セミナーに参加した清野さんのコメントを紹介します。


清野帆夏

「アスペン古典セミナーは、古典作品について対話をすることを通して『よく生きる』について考える会でした。一人で読んでいたら気づかなかったような観点、考え方を学ぶことができました。終了後、改めて文章を読むと、事前に読んだ時よりも高い解像度で内容を捉えられた気がします。初対面の人と話すのは緊張しましたが、参加してよかったです。また、古典を読む楽しさを味わう機会にもなり、積読していた古典を読む意欲も湧きました。今後も古典を通して『よく生きる』について考え続けていきたいです。」