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2024/03/19

立命館慶祥中学校 第22回卒業証書授与式

 
 3月18日、第22回卒業証書授与式が本校アリーナで行われました。

 今年の卒業式は来校校人数の制限がなく、吹奏楽部が演奏する「美中の美」で迎えられました。
   

 担任が卒業生の名前を一人ずつ読み上げ、クラス代表者が校長先生から卒業証書を授与され、他には成績優秀者、資格等成績優秀者、特別活動での顕著な成績を収めた者への表彰がありました。
 

 菊地校長の式辞では22期生の学年スローガン「知空青」の話から始まりました。「この学年スローガンは、『井の中の蛙、大海を知らず、されど空の青さを知る』の後半から引用されました。普段の生活では『井の中の蛙』の部分だけで、使われることが多く、『世間知らず』とのマイナスな意味で使用されます。しかし、『されど、空の青さを知る』の部分が付け足されると、『世間知らずでも、一つの事を突き詰めれば、物事の神髄をつかみとれる』との意味に変化します。ですから、この学年スローガンには、一つの事をコツコツ、毎日積み上げ、どんな分野でも良いので、自分の強み、得意な部分を持ってほしい、との願いが込められています。」さらに「知空青」学年が通ってきた軌跡を、新型コロナウィルスが猛威を振るっていた中1から直近で開催されたNZ研修、さらに一度も見たこともやったこともないイベント合唱フェスティバルのへの取組まで詳細に振りかえった式辞でした。 

 

 中2現生徒会長の送辞では『井の中の蛙、大海を知らず、されど空の青さを知る』学年スローガンである『知空青』には、活動が制限されている中で、今できることを誠実に追求して高みを目指そうという意味が込められているとお聞きしました。自らの興味関心に深く向き合い、果敢に挑戦し、その結果として数々の成功を収めてきた先輩方。先輩方はいつも、楽しそうな姿を私たちに見せてくれていましたが、その陰ではきっと、たくさんの努力があったと思います。」とコロナ禍で中学生活を送った卒業生を労っていました。

   

 卒業生の元生徒会長の答辞では「22期生のみんなへ。私たちが入学した頃はコロナ禍で、中学一年生の間は、Zoom授業ばかりだったよね。この、大きな変化のある中で過ごした三年間、対面授業や行事ができなくて悲しいこともたくさんあったけれど、その分当たり前に授業や行事ができることのありがたさを感じることができました。私たち全く同じ感情だった人は誰一人いません。楽しみに溢れて学校に行った日、気分が乗らなかった日、特に理由はないけれど休みたいと思った日。三年間でたくさんあったと思います。私は、慶祥での日々は絶対に私たちの大切な思い出、また、これまでの成長の理由になっていると信じています。三年間ありがとう!」と仲間に向けた熱いメッセージがありました。

 

 卒業生は、それぞれに担任に熱いメッセージを送り、吹奏楽部の演奏する「ハナミズキ」と共に退場していきました。

 

 その後、学年主任より挨拶がありました。丁寧に3年間をふり返ったメッセージに保護者の皆様から温かい拍手で労っていただきました。保護者の皆様ありがとうございました。

 

 ご卒業おめでとうございます。