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2022/12/06

「有島青少年文芸賞」優秀賞&佳作!

 立命館慶祥中学校国語科の夏休み課題として応募した有島青少年文芸賞で、佐々木希さんの小説『一人と一匹、または二人』が優秀賞、小川夏季さんのシナリオ『Trees』が佳作を受賞しました。北海道新聞社主催の有島青少年文芸賞は、北海道と関係の深い作家・有島武郎の業績を讃え、道内の青少年の文学への関心と資質を高めることを目的に、1963年にスタートしました。毎年、数多くの中学生、高校生が応募し、過去の受賞者の中には作家として活躍している人もいます。


第60回有島青少年文芸賞
【優秀賞】佐々木希『一人と一匹、または二人』
【佳作】小川夏季『Trees』
競技かるた部所属の佐々木さんは、学校内文芸同人誌『慶』の副編集長として執筆・編集活動も行っています。受賞作『一人と一匹、または二人』について、選考委員から「近未来設定のSF。人間は飼育された『ドナー種』からの移植によりどの部分も再生できる時代。カラッとした筆致で描かれることで残酷さとリアリティーが際立つ。主人公の考え方が変わっていく過程が清々しい」と、高く評価されました。


 演劇部所属の小川さんは北海道中学生演劇発表大会での創作脚本賞に続く受賞です。今回の受賞作『Trees』は、演劇部の新入生歓迎公演で実際に上演されました。小川さんも、文芸誌『慶』で小説を発表しています。


佐々木さんと小川さんの喜びのコメントを紹介します。
佐々木希(中学3年生)
「優秀賞をいただくことができて、大変嬉しいです。初のSF小説、そして初めて書く長さの物語だったためまとめるのがとても大変でしたが、苦労して書き上げたものがこのような形で評価されて、努力が報われたような気がします。今回の受賞をゴールにせず、これからも良い作品を書けるように頑張っていきたいです。」

小川夏季(中学3年生)
「有島青少年文芸賞で佳作をいただいたことを、たいへん嬉しく思っています。他の入賞作品を読ませていただいたところ、素敵なものがいくつもあり、自分の書いた脚本がそこに肩を並べていることや、もとは演劇部のために書いた脚本が賞として報われるというのは、とても不思議な感覚です。また、表彰式後の懇親会は、選考委員の皆さんや、受賞者の方々のお話を聞いて、これからも脚本や小説を書き、詩や随想にも挑戦したいという、ものを書くことへの意欲が湧く場でした。このような機会をいただき、ありがとうございました。これからも、主に文芸誌『慶』を通して、自分の表現活動を続けていきたいです。」


★立命館慶祥生の有島青少年文芸賞受賞歴(学年は応募時)★
2014年度(第52回)【優秀賞】山形美月(中学3年)『幻』
2014年度(第52回)【佳作】京屋杏奈(中学3年)『快晴』
2015年度(第53回)【佳作】村上陽香(中学1年)『ゆびうさぎ』
2016年度(第54回)【優秀賞】村上陽香(中学2年)『金銀すなご』
2018年度(第56回)【佳作】梶浦拓音(中学2年)『あさってのいろ』
2018年度(第56回)【佳作】髙島和奏(中学1年)『Aster』
2019年度(第57回)【佳作】寺田ふう(中学3年)『再会』
2019年度(第57回)【佳作】髙島和奏(中学2年)『粉飾』
2020年度(第58回)【佳作】清水綾乃(高校1年)『涙に色があったなら』
2020年度(第58回)【佳作】高島和奏(中学3年)『リビングルーム』
2022年度(第60回)【優秀賞】佐々木希(中学3年)『一人と一匹、または二人』
2022年度(第60回)【佳作】小川夏季(中学3年)『Trees』


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