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お知らせ

2022/12/14

文芸誌『慶』第17号発行!「本は自分との会話だ」

 本校の有志生徒が執筆した小説・随筆・評論・詩などの作品を掲載した学校内文芸同人誌『慶』第17号が発行されました。本校3階メディアセンターにて無料で配布しております。本校に文芸部はありませんが、生徒の文芸創作活動の発表の場として2017年に文芸誌『慶』が創刊されました。中高生約10名が文芸作品をペンネームで発表しています。
 生徒の自主的な文芸創作活動を支援するこの取り組みは、学校法人立命館のグラスルーツ実践支援制度(Grassroots Practice Support Program to Promote R2030)に採択され、製本等にかかる費用は立命館学園からの支援金によってまかなわれています。


学校法人立命館「グラスルーツ実践支援制度」公式HP内、立命館慶祥中学高校「文芸誌創作活動を通じた言語運用能力の育成」の紹介ページはこちら

https://ritsumei-grassroots.jp/personal/179/


文芸誌『慶』第17号に掲載されている巻頭言を紹介します。

「自分との会話」村崎撫菜(中学2年生)
 初めに、今回の文芸誌「慶」を手に取ってくださりありがとうございます。突然ではありますが、皆さんにとっての本とはどのような存在ですか?いろいろな体験をさせてくれる場所、衣食住のように人生に必要不可欠なもの、など人によって様々だと思います。「本は作者との会話だ」そんな言葉を聞いたことがあります。いろいろな作者と出会い、関わり、作者の思いを感じ取る。その言葉の言う通りだな、と思いました。でも、もう一つ、 「本は自分との会話だ」私はそう思いました。その本を読んだ後に生まれる感情と向き合い、じっくりと自分を見つめる、それが本の面白さでもあると思います。文芸誌「慶」にもそんな作品がきっとあるはずです。それは一ページ先であなたを待っているかもしれない。この先の世界には誰かの心を動かす作品がたくさんあります。皆さんも、自分の中に埋まっている感情と向き合える作品をみつけてみませんか?
 〜追記〜 
 さっき、「皆さんにとって本とはどのような存在か」と聞きましたが、なかなか思い浮かばない人もいると思います。そんな時に役に立つのが「本についての本」です。何言ってんだこいつって思ったかもしれませんが、ここではあえて話さないでおきます。もし、図書館に寄る機会があったら、「エディトリアルデザイン」というコーナーに行ってみてください。
あなたにぴったりの「本についての本」が見つかるかもしれません。


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★立命館慶祥中学校・高等学校文芸誌『慶』の主な活動歴★

・2017年度

中学1年生5名により編集部発足、創刊号および第2号発行。初代編集長は小山杏樹。

第12回「ふるさとを詠う」短歌コンクール【審査員特別賞】竹山結『東京に千歳に函館ふるさとはいつでもそこにあるよ私も』

第13回日能研文学コンクール【佳作】寺田ふう『Butterfly Effect』

第19回創作童話・絵本・デジタル絵本コンテスト【児童健全育成推進財団賞】梶浦拓音『ネコミチとさくら色のきっぷ』


・2018年度

第3~5号発行。

第56回有島青少年文芸賞【佳作】梶浦拓音『あさってのいろ』

第29回伊藤園お~いお茶新俳句大賞【佳作特別賞】寺田ふう『冬の日は寂しさ漂う水族館』


・2019年度

第5~9号発行。

札幌市民交流プラザにて「アートボランティアウィーク」に出展。

さっぽろテレビ塔にて「第四回文学フリマ札幌」に出店。

第57回有島青少年文芸賞【佳作】寺田ふう『再会』


・2020年度

第10~13号発行。

第7回高校生直木賞全国大会出場(代表生徒:小山杏樹)

第18回全道高等学校文芸コンクール評論・随筆部門【優良賞】金石紗朋『今日は二度と訪れない』

第18回全道高等学校文芸コンクール詩部門【優良賞】清水綾乃『詩の裏返し』

第18回全道高等学校文芸コンクール文芸部誌部門【銅賞】立命館慶祥高等学校『慶』

第9回鎌倉文学館こども文学賞【入賞】小島なごみ『追憶』

第58回有島青少年文芸賞【佳作】清水綾乃『涙に色があったなら』

第17回高岡・山町ポエム大賞【奨励賞】清水綾乃『ぎゅっと』


・2021年度

第14号(立命祭特別号)発行、300円で販売。第15号から鈴木雛乃が2代目編集長。

第8回高校生直木賞全国大会出場(代表生徒:三浦真桜)

第57回岐阜市文芸祭【佳作】清水綾乃『成長痛』

第19回全道高等学校文芸コンクール小説部門【優秀賞】清水綾乃『遠花火』

第19回全道高等学校文芸コンクール文芸部誌部門【銅賞】立命館慶祥高等学校『慶』

第23回全国高等学校文化連盟北海道・東北文芸大会青森大会出場(清水綾乃)

第36回全国高等学校文芸コンクール小説部門【優良賞】清水綾乃『遠花火』

第16回北海道小・中・高生短歌コンテスト【優秀賞】鈴木雛乃『百円のラムネのびんから見る夜空朱色の花火とじこめた夏』

第25回風花随筆文学賞【佳作】清水綾乃『追憶』令和3年度江別市教育委員会賞(清水綾乃,鈴木雛乃)


・2022年度

第16号(立命祭特別号)発行、200円で販売。

札幌コンベンションセンターにて「第七回文学フリマ札幌」に出店。
第9回高校生直木賞全国大会出場(代表生徒:梶浦拓音)

第46回全国高等学校総合文化祭東京大会出場(清水綾乃)

第20回全道高等学校文芸コンクール小説部門【優良賞】後藤浩介『生まれたままのオートクチュール』

第20回全道高等学校文芸コンクール小説部門【優良賞】竹山結『シスターさんと死にたがりの僕』

第20回全道高等学校文芸コンクール評論・随筆部門【優良賞】清水綾乃『言葉が立ち上がる瞬間について(詩『傷あと』を用いて)』

第20回全道高等学校文芸コンクール評論・随筆部門【優良賞】原田佳苗『三陸の風に吹かれて』

第20回全道高等学校文芸コンクール詩部門【優秀賞】小島なごみ『ラムネ瓶の底』

第20回全道高等学校文芸コンクール短歌部門【優良賞】清水綾乃『可塑性の僕を時化へと追い出した舟はただただゆらりゆらりと』

第20回全道高等学校文芸コンクール文芸部誌部門【銅賞】立命館慶祥高等学校『慶』

第9回福岡女学院短歌コンクール【入選】清水綾乃『学校の机が狭いだけなのに机上の空論だとかなんだとか』

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第10回大谷大学文藝コンテスト【優秀賞】後藤浩介『春色フレーム』