お知らせ
2021/10/13
全道高校文芸コンクール優秀賞、全国高校総合文化祭(文芸部門)出場決定!「自分らしい創作を目指して」
本校生徒の清水綾乃さんが執筆した小説「遠花火」が、第19回全道高等学校文芸研究大会作品コンクールで優秀賞を受賞、来年東京で開催される第46回全国高等学校総合文化祭(とうきょう総文2022)に北海道代表文士として出場することが決まりました。本校に文芸部はありませんが、生徒の文芸創作活動の発表の場として2017年に文芸誌『慶』が創刊されました。
演劇部部長の清水さんは、『慶』創刊号から最新14号までほぼ毎号作品を発表、毎回様々なジャンルに挑戦することで表現の幅を広げ、文体を磨き上げてきました。全道コンクールの審査会で清水さんの作品は高く評価され、最優秀賞を3年生が受賞したこともあり、2年生で優秀賞の清水さんが来年の総文祭に推薦されることになりました。2022年2月発行予定の本校文芸誌『慶』第15号にて清水さんの受賞作「遠花火」が全文掲載されます。ご期待ください。清水さんの喜びのコメントを紹介します。
清水綾乃さん(2年生)
「高文連の全道大会という特別な舞台で、拙作『遠花火』が評価され、さらには総文祭という身に余る舞台に推薦していただいたことを非常に嬉しく思います。描いた作品が私以外の誰かに読まれ、評価されることは決して当たり前ではありません。数年前まで私の中で完結するような独りよがりだった創作を、読者という存在を通して『作品』たらしめるきっかけとなった本校の文芸誌『慶』には、感謝の気持ちでいっぱいです。
私の創作は、周りの環境なしではここまで成長しなかったと、改めて思います。受賞となった小説『遠花火』は、遠花火という素敵な言葉を知ったことから始まり、自分の頭の中で熟成されたものを言語化していくことで創られていきました。その中で、文章と読者様の正しい距離感や、自分と自分以外の言葉の触れ方の違いを見つめなおしましたが、審査員の方々から講評をいただいて、それらの部分に関してはまだまだ成長できるところがあると感じて、これからも挑戦し続ける精神を忘れないようにしたいと思いました。
ただ、この作品には個人的な想いと熱量を注いだので、それが文芸作品として評価されたことを光栄に思います。今後私が描く作品に身の丈に合わない名札がついてしまうのでは、という嬉しい悲鳴が胸中で響き渡っていますが、時には駄作を生み出しながら、自分らしい創作を目指していきたいと思います。ありがとうございました。」
★清水綾乃さんのコンクール受賞歴(抜粋)★
第16回石狩支部文芸作品コンクール小説部門【優良賞】『告別四季』
第16回石狩支部文芸作品コンクール詩部門【優良賞】『詩の裏返し』
第18回全道高等学校文芸研究大会作品コンクール詩部門【優良賞】『詩の裏返し』
第57回有島青少年文芸賞【佳作】『涙に色があったなら』
第17回高岡・山町ポエム大賞【奨励賞】『ぎゅっと』
第17回石狩支部文芸作品コンクール小説部門【優良賞】『遠花火』
第17回石狩支部文芸作品コンクール詩部門【優良賞】『待つ』
第57回岐阜市文芸祭【佳作】『成長痛』
第19回全道高等学校文芸研究大会作品コンクール小説部門【優秀賞】『遠花火』
★立命館慶祥中学校・高等学校文芸誌『慶』の主な活動歴★
・2017年度12月、中学1年生5名により編集部発足、創刊号発行。
3月、第2号発行。
第12回「ふるさとを詠う」短歌コンクール【審査員特別賞】竹山結『東京に千歳に函館ふるさとはいつでもそこにあるよ私も』
第13回日能研文学コンクール【佳作】寺田ふう『Butterfly Effect』
第19回創作童話・絵本・デジタル絵本コンテスト【児童健全育成推進財団賞】梶浦拓音『ネコミチとさくら色のきっぷ』
・2018年度
第3~5号発行。
第3号を立命祭で配布。
第56回有島青少年文芸賞【佳作】梶浦拓音『あさってのいろ』
第29回伊藤園お~いお茶新俳句大賞【佳作特別賞】寺田ふう『冬の日は寂しさ漂う水族館』
・2019年度第
5~9号発行。
4月 第5.5号(新入生歓迎号)発行、新中学1年生に配布。
5月 札幌市民交流プラザにて「アートボランティアウィーク」に出展。
7月 さっぽろテレビ塔にて「第4回文学フリマ札幌」に出店。
7月 立命館慶祥中学校の小学生向けイベント「サマースクール」にて、文芸誌『慶』編集部員が「夏のストーリー創作講座」の講師を務める。
第57回有島青少年文芸賞【佳作】寺田ふう『再会』
・2020年度
第10~13号発行。
第7回高校生直木賞全国大会出場(代表生徒:小山杏樹)
第16回石狩支部文芸コンクール小説部門【優良賞】清水綾乃『告別四季』
第16回石狩支部文芸コンクール評論・随筆部門【優良賞】金石紗朋『今日は二度と訪れない』
第16回石狩支部文芸コンクール評論・随筆部門【優良賞】三浦真桜『日常に潜む恐怖(『羆嵐』書評)』
第16回石狩支部文芸コンクール詩部門【優良賞】清水綾乃『詩の裏返し』
第18回全道高等学校文芸研究大会作品コンクール評論・随筆部門【優良賞】金石紗朋『今日は二度と訪れない』
第18回全道高等学校文芸研究大会作品コンクール詩部門【優良賞】清水綾乃『詩の裏返し』
第18回全道高等学校文芸研究大会作品コンクール文芸部誌部門【銅賞】立命館慶祥高等学校『慶』
第10号第9回鎌倉文学館こども文学賞【入賞】小島なごみ『追憶』
第58回有島青少年文芸賞【佳作】清水綾乃『涙に色があったなら』
第17回高岡・山町ポエム大賞【奨励賞】清水綾乃『ぎゅっと』
・2021年度
第14号(立命祭特別号)発行、1冊300円で販売。
第8回高校生直木賞全国大会出場(代表生徒:三浦真桜)
第17回石狩支部文芸コンクール小説部門【優良賞】清水綾乃『遠花火』
第17回石狩支部文芸コンクール評論・随筆部門【優秀賞】三浦真桜『継承される記憶(『遠野物語』評論)』
第17回石狩支部文芸コンクール詩部門【優良賞】清水綾乃『待つ』
第17回石狩支部文芸コンクール詩部門【優良賞】小島なごみ『夢から覚めたら』
第17回石狩支部文芸コンクール短歌部門【優良賞】原田佳苗『過去は過去変えられないと言う君の解いてる単元時制の一致』
第57回岐阜市文芸祭【佳作】清水綾乃『成長痛』
第19回全道高等学校文芸研究大会作品コンクール小説部門【優秀賞】清水綾乃『遠花火』
第19回全道高等学校文芸研究大会作品コンクール文芸部誌部門【銅賞】立命館慶祥高等学校『慶』第14号
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