慶祥の「イマ」と「ミライの自分」を掘り起こすメディア

キーワードでさがす

人気のキーワード

閉じる

中学受験の漢字勉強法を紹介!範囲や間違えやすい漢字は?

入試関連

中学受験の学習範囲は広く、覚える内容が山ほどあります。なかでも国語の漢字は配点が低く、勉強を後回しにされがちです。

中学受験で出題される漢字は1,000字以上あり、地道に勉強しているだけでは、効率が悪く子どもの負担を増やしてしまいます。

そこで本記事では中学受験での漢字問題の重要性や出題傾向を解説。1,000字以上の漢字を効率的に勉強する方法も紹介します。

中学受験での漢字問題の重要性とは?

漢字問題はほとんどの中学受験問題に出題されます。
なおかつ漢字問題はきちんと学習すれば得点を取れる問題となっています。

そのため、1点や2点の差が合否を左右する中学受験において、漢字はないがしろにできません。
さらに漢字を多く知っていれば、国語をはじめ他教科の問題読解や記述にも役立ちます。

漢字学習は、中学受験全体の得点アップに関係しているのです。

中学受験の漢字問題の傾向を紹介!勉強しておく範囲はどこ?

中学受験の漢字問題は2つの傾向があります。出題される漢字のレベルは学校によって異なります。
出題範囲は小学校で習う内容が中心ですが、応用問題も出題されるため、中学受験に合わせた学習ポイントの把握が必要です。

中学受験での漢字問題の傾向は2パターン

中学受験の国語の漢字問題は、下記の2パターンあります。

  • 文中の語句から出題
  • 漢字のみの大問で出題

8一つ目は中学受験で多く出題されるパターンで、題材文の中にある語句を漢字に直したり、読みを問うたりするものです。

質問箇所の前後の文を読み解き、ふさわしい漢字を入れる力が求められます。
応用問題として、答えとなる漢字を使った熟語を回答させる問題が出題されるケースもあります。

二つ目は漢字の大問が独立して出題されるパターンです。
学校にもよりますが大問に10問~20問の漢字問題が出されます。

同音異義語や同音異字を問う問題を出題する学校もあるため、漢字の意味まで把握する力が求められます。
漢字問題は学校により出題傾向があるため、過去問を確認するとよいでしょう。

中学受験での漢字問題の範囲]

中学入試では「学年別漢字配当表」に基づき出題されます。
「学年別漢字配当表」とは文部科学省が定めた小学生の間に習うべき漢字のことで全1,026字あります

小学校の学習範囲を超えて出題する中学校もありますが、馴染みのある漢字が多いため、読書をしている子どもであれば難なく読み書きができるでしょう。

さらに一部の学校では、一つの漢字に派生する複数の意味や、熟語を問う問題が出題されています。
受験校にもよりますが単純に1,026字を覚えるのではなく、意味を理解したり、熟語を使えるようにしたりする必要もあるのです。

漢字を効率的に覚えるには?おすすめの勉強方法はこれ!

中学受験対策として漢字を効率的に覚える方法と、おすすめの勉強方法を紹介します。

基本の漢字の覚え方

漢字を覚える際は、下記2つのポイントを押さえて学習すると定着率が上がります。

  • 部首、成り立ち
  • 音読み、訓読み
部首、成り立ち

漢字が苦手な子どもは漢字の意味を理解せず、書く練習だけをしている場合があります。
漢字の意味を理解するために、部首と成り立ちで漢字を覚えるとよいです。

部首とは漢字を構成する要素で、漢字を上下左右に分類したものです。部首には「へん」「つくり」「かんむり」「かまえ」「あし」「にょう」「たれ」の7種類あります。

例えば「きへん」は樹木に関する漢字(林、杉、材)を、「さんずい」は水に関する漢字(海、泳、液)を構成する部首です。

そして成り立ちは漢字の由来を表すもの。「象形文字」「形成文字」「指示文字」「会意文字」の4種類あります。なかでも知っておきたいのが、漢字の7割以上を占めるとされる形成文字です。

形成文字は音に由来する漢字と、意味に由来する漢字で成り立っています。例えば「金+同(ドウ)=銅」「口+未(ミ)=味」などです。このように部首や成り立ちから関連させ、漢字を覚えることで定着力もよくなります

音読み、訓読み

漢字の苦手な子どもは音読みと訓読みを覚えていないケースが多く、とくに訓読みでつまづきがちです。

訓読みがわかると初めて見る熟語でも意味をイメージしやすくなり、読解や熟語問題での得点アップにつながります。
そのため音読みと訓読みは、セットで覚える癖をつけましょう。

漢字の効率的な勉強方法5選

続いて記憶を定着させやすくする、効率的な漢字の勉強方法を解説します。

子どものレベルに合った問題集(ドリル)を使う

漢字問題の得手不得手は子どもによって異なるため、レベルに合った問題集やドリルを用意しましょう。
難易度の高い問題集だと解けない問題が多く、モチベーションが下がる恐れがあるためです。
漢字嫌いの子でも解ける問題が多いと、自信につながり苦手克服を目指すことができます。

漢字学習は毎日コツコツと

中学受験で出題される漢字は1,000字以上あるため、一度に覚えることはできません。毎日少しずつ覚え、積み重ねることが大切。

おすすめなのは日常生活の習慣にすることです。食事をしたら歯磨きをするように、朝食を食べた後やお風呂の後など、決まった時間に漢字学習を組み込むとよいです。

漢字学習は毎日少しずつ行えば、1日数分~数十分しかかからず、隙間時間に行うことができます。

間違えた漢字はできるまで繰り返す

間違えた漢字はできるまで反復させましょう。繰り返し解くことで記憶も定着しやすくなるためです。
逆に解きっぱなしにすると、何度も同じ漢字でつまづく恐れがあります。

間違えた漢字は赤ペンやシールでチェックを入れると、一目で苦手箇所がわかります。間違えた漢字専用ノートを作るのもおすすめです。

わからない漢字は辞書で調べる

漢字が苦手な子どもは漢字の意味を理解していない場合があるため、漢字辞典も用意するとよいでしょう。
漢字辞典には書き順、画数、音読み、訓読み、意味、使い方、成り立ちなどが載っています。

可愛いイラスト入りなど、子どもが楽しみながら読める辞書も出版されているため、親子で辞典を探してみてはいかがでしょうか。

体で漢字を覚える

ただ目で見て覚えるより、手で書いて覚えた方が覚えが早くなります。例文を声に出して読むなど、口と耳を使った方法もおすすめです。

漢字を書く際は、書き方にも注意を払いましょう。とめ・はね・はらいが減点対象となる学校もあるため、細かな部分まで保護者の方が見てあげるとよいです。

漢字は意味の理解と毎日の学習で得点アップ

漢字学習では、ただやみくもに漢字を書き続ける方法はおすすめできません。単純作業になると記憶が定着しづらくなるためです。
意味を覚えるために部首や成り立ちを覚え、辞書を引くことが大切です。

そして毎日短時間でも漢字学習を行うようにしましょう。知っている漢字が増えると、漢字学習がより楽しくなります。
間違えた箇所は反復させ、さらに記憶力の定着を目指しましょう。

また、立命館慶祥中学・高等学校は「世界に通用する18歳」を育成することを掲げ、地球規模の課題の解決を図る力を身に付ける学校として、グローバル教育、サイエンス教育を柱に、新しい学びを提供しています。「国語力」は「言葉力」と捉え、通常の黒板やプリント教材に加え、最先端のICTを活用したアクティブ・ラーニング専用棟Co-Tanを活用し、電子情報ボードを活用した、生徒が主体的に学ぶ授業(アクティブ・ラーニング)を実施。

「Co-Tan」はあらゆる学習シーンに柔軟に対応できる、可動間仕切りを備えた5つの教室からなり、可動間仕切りを開くと大小2つのプレゼンテーションができる教室へと転換できる構造になっています。

TO SHARE

この記事をシェア

  • twitter
  • facebook
  • LINE
  • はてなブログ