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中学受験の学校選びのポイント!子どもに合う学校の選び方は?

コラム

中学受験で特に悩むことのひとつは、「どのような学校を選べばよいのか」ではないでしょうか。公立や私立、男子校や女子校など多数ある中学校の中から、子どもに合った学校を選び出すというのはなかなか難しいものです。

よって、理想的な志望校選びを行うならば、中学校の種類を知り、選び方のポイントや注意点を十分把握しておく必要があります。

中学受験の学校選びの前に!知っておきたい学校のタイプ

中学校には様々な種類があり、それぞれ特徴が異なります。子どもにとって理想的な中学を探しているのであれば、日本国内にある中学校のバリエーションについてしっかり理解しておきましょう。

公立と私立

中学はさまざまな種類がありますが、大きくは「公立」と「私立」に分けられます。そしてさらにここから後述する「男子校と女子校」「大学付属校」や「宗教校」に分類されていきます。

公立というのは、各都道府県や市町村の公共団体によって創設、運営されている学校です。その名称には「~市立」ということばが含まれています。公的な機関によって運営されているため、授業料が安く、学費を捻出しやすい点がメリットです。

対して私立は学校法人や起業法人といった民間団体によって運営がなされています。経済的な利益の獲得も両立しているため、公立と比較すると学費が高い傾向にあります。しかし、その分設備投資や面倒見の良さがあるが特徴です。

男子校、女子校、共学

その名の通り、男子のみ、あるいは女子のみ、そして男女両方が通うことのできる中学校です。前者のような男女別学の学校に通うメリットとしては、恋愛絡みのトラブルに巻き込まれる可能性が低いということ。中学といえば思春期であり、異性を強く意識する年頃。そのような場合に発生しやすい男女間のトラブルが発生しづらい環境となっています。

また、男子校だから男らしく、女子校だから女らしくと押し付けられるのではなく、むしろ性別面でのデメリットを乗り超えた上で、多様な生き方を模索できる場所となっています。

共学のメリットとしては、同性異性含めてさまざまな交友関係を作れること。中学時代の友人が生涯の友となるのもよくあること。もっとも多感な時期だからこそ、性別を問わない特別な交友を築き上げられます。

大学附属校、準大学附属校(進学校)

学校法人の中には、大学から中学までを一括して運営しているところもあります。そうした体制の中で運営されているのが「附属校」や「準附属校」です。

これらふたつの違いは、附属大学(高校)への進学が前提となっているかどうか
附属校は一定の成績さえ押さえてさえいれば、同グループに属している高校や大学へ自動的に進学できるようになっており、それを前提としたカリキュラムが組まれています。

一方で準附属校の場合、よりレベルの高い別の大学や高校への進学を目標としています。準附属校では他大学への進学を成功させるため、徹底した受験対策が行われている点が特徴です。
また、大学名と同じ名前が校名についていても運営する法人が同じか違うかにより、直属、系列、提携などによって大学へ進学できる人数が変わってくるため、確認しておくことが大切です。

宗教校

宗教法人によって運営されている学校が「宗教校」です。宗教法人とひとくちにいってもその宗派は仏教やキリスト教、神道やその他多種多様となっています。これら宗教校の特徴は、それぞれの宗派の理念や行事が学校運営に色濃く反映されていること。学校行事に宗教色のあるものが多く見られます。

メリットとしては、その宗教の価値観や考え方を通して子どもの人格形成につなげられること。他人に対する慈悲や困難への向き合い方など、将来に役立つ考え方を学べる環境が整っています。親が同じ宗派であった場合、安心して通わせられるというのもメリットです。

学校はどう決めればいい?

これら個性豊かな学校から子どもに適したところを選ぶ基準としては、「子どもが将来的に何をしたいか」「どのようなことを学んでほしいか」の2点が重要です。大学への進学を検討しているのであれば進学校がおすすめであり、カトリックの価値観を学んでほしいのであれば、キリスト教系の学校から選ぶのがよいでしょう。

もちろん、子どもの意見も重視すべきです。スポーツ系部活動が盛んな男子校に行きたいという子どももいれば、華やかな校風の女子校へ行きたいという子どももいます。学校見学等の機会を利用し、親と子が双方納得できるような学校を探してみましょう。

中学受験の前に押さえておきたい学校の選び方のポイント

中学受験において、志望校選びは特に大事。志望校によって勉強すべき内容も大なり小なり異なってくるからです。学校選びを成功させるためのポイントについて解説していきます。

校風や教育内容

中学校といってもその数は非常に豊富で、教育方針や生徒たちの接し方も学校によって大きく異なります。のびのびと自発性を育てることを目的としている学校もあれば、実践的な能力を中学のうちからしっかり学ばせようとする学校もあります。

重要なのは、こうした学校の方針が子どもの性格や将来の夢と合っているか。いくら名門校であったとしても、子どもが通っていてストレスを感じ続けるのではよい結果につながりません。学校側がよしとする考え方が子どもに合っていそうかを確認しておきましょう。

進学実績

大学への進学を重視しているなら、進学実績は必ず確認しておきましょう。もちろん、それが学校のシステムによるものか、予備校通いがメインなのか確認することも大切です。進学を容易に進める手段のひとつとして、附属校を選ぶのもよいでしょう。同グループの高校や大学へかなり進学しやすくなります。

家からの通いやすさ

家から学校からの通いやすさというのも無視できません。遠方から通う人向けに最寄りの駅からスクールバスが出ている学校もあるので確認してみましょう。

偏差値や世間的な評判

その学校が世間ではどのようなイメージなのかも調べてみるとよいでしょう。気になる評判が目立つなら、率直に尋ねてみてもよいでしょう。

中学受験の学校選びに迷ったらどうする?

中学受験の結果は子どもの人生に大きな変化をもたらします。だからこそ、迷ってしまうのは当然といえるでしょう。

学校選びを迷った際の手段として有効なのは、学校説明会や見学会の活用です。実際にその学校へと赴き、雰囲気や校風、設備をその目で確認できれば、本当に志望すべきかどうかの参考となるでしょう。文化祭に行ってみるというのも良い方法です。

もし、知り合いにその学校へ子どもを通わせている、あるいは通っていたという方がいれば、ぜひ話を聞いてみるべきです。実際に通っていた人間の意見は、その学校を知る上でまたとない情報となるでしょう。

そして大事なのが、親だけで決めてしまわないこと。学校へ通うのは親でなく子どもです。親が勝手に決めた学校へ通わされるのは子どもにとって苦痛でしかありません。中学受験においては、子どもの「どこへ行きたいか」というのも何よりも尊重すべきです。

中学受験の志望校はいつまでに選ぶべき?

志望の中学校は、いつごろまでに決めておいた方がよいのでしょうか。最適なのは、4年生です。

早めに志望高校を決める=早く説明会に行くことになり、これは本格的な受験カリキュラムに入る前の4年生が時間が時間的に余裕があるからです。そして、早めに目標が決まれば学習のモチベーションを持続することが期待できます。

また、志望校はひとつだけでなく、複数を併願しておくことをおすすめします。
「おさえ」といえば聞こえは悪いかもしれませんが、第一志望の学校がハイレベルすぎて合格の可能性が薄かったとしても、第二志望を受験していれば安心してチャレンジできるからです。第一志望合格が難しかったとしても、諦めるぐらいであれば他の学校を併願した方が効率的だといえます。
12歳の受験は、大人が思うより精神的な負担に左右されます。合格をする経験が大切になってきます。

その際は、日程や過去問の傾向に注意しましょう。第一志望と日程が被っていたり、まったく異なる問題内容だといったことは避けなければなりません。

失敗しないために!中学受験のやってはいけない学校選び

中学受験での「こんなはずじゃなかった」を避けるためには、やっていけない選び方があることを知っておきましょう。

偏差値「だけ」で選ばない

偏差値はあくまでも学校の評価方法のひとつであり、「偏差値が高い=自分の子どもに合った学校」ではないのです。せっかく子どもが努力して入学したにも関わらず、校風や授業についていけないのでは元も子もありません。

ネット上の口コミを重要視しすぎない

ネットでは悪く言われているような学校が、実は正反対だったといったことはしばしば。その逆もまた然りです。ネットの口コミはあくまでも参考のひとつ程度に留め、学校説明会や学校見学、OBOGへの相談など、実際に自分が見聞きする情報を大事にしましょう。

子どもに自分の理想を押しつけない

親は将来スポーツマンになってほしいと願っていても、子どもは大学で研究がしたいと考えているかもしれません。親が「こうしなければならない」というエゴで志望校選びをコントロールしようとすれば、子どもの将来に悪影響を及ぼします。子どものやりたいことを最優先しましょう。親はそれを後押ししてあげるだけでよいのです。

中学受験は子どもが通いたい学校を選ぼう

立命館校舎

どのような中学校を受験するかで、子どもの将来は大きく変わってきます。だからこそ、さまざまな情報を元に慎重な学校選びを行わなければなりません。そしてもっとも重要なのは、子どもの意見を第一に考えるということです。

立命館慶祥中学・高等学校は「世界に通用する18歳」を育成することを掲げ、地球規模の課題の解決を図る力を身に付ける学校として、グローバル教育、サイエンス教育を柱に新しい学びを提供しています。

立命館慶祥中学・高等学校にはあらゆる可能性を伸ばす教育があり、その力を育てます。
私学にはそれぞれの環境があります。人生の中で最も大切な時を過ごす時期を過ごす環境を是非見つけてください。

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