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中学受験はするべき?必要性やメリット・デメリットを解説

コラム

中学受験をさせるべきか否かは、子どもの将来を考える際に悩むポイントの一つです。この記事では中学受験を受けることによるメリット、そしてデメリットについて解説。中学受験が自分の子どもに必要か判断するポイントも紹介します。

中学受験で得られるメリットとは?

中学受験にチャレンジすることによって、いったいどのようなメリットを得ることができるのでしょうか。

中学受験自体のメリット

まず、中学受験というイベントそれ自体を経験することによるメリットについて解説していきます。

中学受験で得られるメリット

  • 一定の知識を身につけられる
  • 困難なできごとに挑戦することで自信がつく
  • 計画を組むことの重要性が実感できる
  • 勉強の意義を知ることができる

受験を経て小学校の勉強内容を復習することによって、子どもの知識や知恵を一定レベルまで向上できることは大きな強みのひとつ。
たとえ志望校に合格できなかったとしても、万全の状態で中学校生活に備えることができます。

特に大きなポイントは、中学受験という困難へのチャレンジを経て人間的な成長につなげられること。計画の重要性や、勉強をすることの大切さを知り、今後の人格形成によい影響をもたらします。
中学受験を戦い抜いた経験は、子どもの自信向上、アイデンティティの形成につながるでじょう。

中学受験で進学した場合のメリット

次に、中学受験に成功し、志望校やレベルの高い高校へ進学できた場合のメリットについて解説しましょう。

中学受験で進学した場合のメリット

  • 特別な教育やカリキュラムを受けられる
  • 恵まれた環境で学校生活が送れる
  • 高校、大学への進学に有利になる
  • 特別な人間関係を作れる

私立中学は、設備や教育カリキュラムが非常に充実しており、子どもの人格形成に大きな効果が期待できます。
また、中高6年間を通しての友人と出会い、将来に役立つ関係づくりもできるでしょう。そして将来的には難関大学への進学も行いやすくなり、非常に大きなアドバンテージとなり得るのです

受験をしないメリットもある?中学受験のデメリット

それでは逆に、中学受験をあえてしないメリット、あるいは受験をすることによるデメリットはどのようなものでしょうか。

中学受験のデメリット

  • 多くの時間と費用を費やす
  • 子どものやる気に左右され、大きな負担となり得る
  • 習い事やスポーツに時間を使えない

中学受験のネックとしては、勉強のための時間や入学のための費用がかかってしまうことでしょう。中学受験に合格するためには、2年以上の準備期間が必要ともされており、長い間受験を第一に考え、スケジュールを調整しなければならないというのはかなり骨が折れます。

また、子どもに課せられる勉強量とストレスは相当なものであり、それを乗り超えられるほどのやる気がなければ受験成功させることは難しくなります。親によっては、「中学受験をさせるぐらいならば、スポーツをたくさんやらせてあげたい」と考える方もいるでしょう。

ただし、こうしたデメリットはさまざまな方法によってカバーすることができます。進学塾を利用すれば、適切なカリキュラムやメンタルケアによって効果的に中学受験対策を行うことが可能です。また、費用に関しても奨学金制度を活用すれば、少なからず負担を減らすことができます。

メリット・デメリットを踏まえて!中学受験はするべき?

中学受験に関するメリット、そしてデメリットを考慮したうえで、中学受験はすべきか、すべきでないのか。それは、子どもの性格や環境によるところが大きいでしょう。

中学受験をすべき場合

大学受験までを積極的に考えている

勉強熱心であり、大学受験のことまで関心を寄せているような子どもの場合、中学受験を止める理由はないでしょう。塾通いに関しても抵抗はないでしょうし、自分から進んで勉強を行ってくれるはずです。親として、スケジュール管理や健康維持等のサポートをしてあげましょう。

やりたいことがはっきり決まっていて、手段のひとつが志望校合格である

将来やりたいことを子どもが明確に決めていて、中学受験がその達成手段のひとつであった場合も同様です。そういった子どもは目標に対して積極的に行動を起こすことができるので、受験勉強に対するモチベーションを長く維持できる可能性が高いです。

中学受験が向いていない場合

「周りが受験するから」といったようなあいまいな理由

中学受験を経て何がしたいかといったビジョンを持っておらず、ただ「友達が受験するから」「受けておいた方がいいから」といったようなふわっとした理由でチャレンジしようとしている場合、一旦よく考えた方がいいかもしれません。目的意識がはっきりしていなければ、長く厳しい受験対策に耐えられない可能性があります。一度、「本当に受験がしたいか」についてよく話し合ったうえで決めた方がよいでしょう。

親のみが希望している場合

子どもが進学を望んでおらず、ただ親が「よい中学に行ってほしい」というだけならば、受験は考え直した方がよいかもしれません。結局それは親のエゴを子どもに押し付けているだけ。無理やり受験勉強をさせてしまうと子どもに大きなストレスを与え、親子関係にもヒビが入ってしまいかねません。

中学受験は大きなメリットがある

中学受験はハイレベルな学校へ通えるチャンスなだけでなく、受験という行為自体を通して子どもの成長に大きな効果が期待できます。
しかし、メリットだけというだけではなく、費用や時間、子どもへのストレスなど気を付けるべき点があるのもまた事実。
子どもの生活や勉強に対する意識、将来への考え方等を考慮し、受験をすべきか否かをよく考えましょう。

立命館慶祥中学・高等学校は「世界に通用する18歳」を育成することを掲げており、地球規模の課題の解決を図る力を身に付ける学校として、グローバル教育、サイエンス教育を柱に、新しい学びを提供しています。

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